定期借地権にもメリットが?

借地権の種類だけに目を留めてみると、なぜ更新ができない、また『建物買取請求権』が認められていない『定期借地権』が必要なのだろう、と思われる方もおられるかもしれません。確かに、メリットは無いように思えますが、定期借地権にはそれを契約するメリットもあります。

まず、定期借地権は『契約年数が50年(以上)』と長期間に設定されています。長期間に設定されているということは、その間更新はないわけですから、土地を貸す側にとってみれば、その間はいわゆる土地のレンタル料、地代による収入が得られる、というメリットがあります。普通借地権よりも、土地所有者の収入に関して安定しているのです。ただし、これはあくまで『長期で土地を貸せる』…長期的な契約を視野に入れている方に限るでしょう。

また、税金の面で定期借地権契約は優遇を受けることができます。基本的に、貸している土地には『固定資産税』や『相続税』といった税金が課されることとなりますが、これが底地割合と、その地域によって、5割や6割などに逓減されます。それに、定期借地は土地を売却するよりもリスクが減ります。確かに、契約件数が少ない定期借地権にも契約するメリットがあるのです。