「借地権」が必要な理由

法律上私達市民が守らなければならないことはたくさんありますが、それが自分だけではなく他人との契約が関係してくる場合、特に法に触れない契約を行いたい、と思っているはずです。また、契約に違反することは行わないよう細心の注意を払います。私達が個人または特定の企業やそれらが提供するサービスと契約を行う時は、その規約に十分注意を払うことによって、不必要なトラブルに直面せずに済みます。特に私達の生活がそれに直接的に関係しているような契約であれば、なおさらであるといえます。

さて、今現在私達は賃貸住宅に居住しているかもしれません。賃貸住宅は管理会社または大家との契約により部屋を『借りている』という状態です。私達は部屋を借りる代わりに、毎月家賃を支払うことで、契約を維持しています。逆に家賃が支払われなくなると、契約が打ち切られることもあります。普段私達に関係しているのはこれくらいかもしれませんが、もっと土台の部分、『土地』に関する契約を私達が結ぶことがあります。それが、『借地権』と呼ばれる契約です。

もともと私達が今住んでいるこの住居は、特定の所有者が保有する土地に建設されたものです。直接的であれ、間接的であれ、私達はその土地を借りている、と言えます。そこで行われている契約が、『借地権契約』なのです。借地権契約を土地所有者と結ぶことによって、私達はその所有者が保有している土地を『借りられる権利』を保有していると言えます。